はづきについて

女声合唱団はづきは、1994年の8月に、神戸大学混声合唱団アポロンの卒業生を中心とした十数名で結成しました。

東京から岸信介先生をお招きした初めての練習で、「小さな虹」という曲などを歌って練習場を出たとき、空には虹がかかっていました。岸先生は「きっといいことがある」と思われたそうです。

はづきの目指しているのは、アカペラの透明な響きを追求することと、日本語の小品を美しく歌うことです。どちらも、まだまだ遠い道のりですが、ほんの一瞬でも、美しいハーモニーを作ることができたとき、この上ない幸せを感じます。

友が友を呼び、団員は現在約35名。年齢は40~60歳代を中心に、教師、会社員、薬剤師、ピアノの先生・・・。さまざまな人がいます。練習は月2~3回、土曜日か日曜日に、主に神戸や西宮で行っています。メンバーの多くは神戸付近に住んでいますが、姫路方面や、奈良や京都、大阪から来る人もいます。みんな、とにかく歌が好き!!いつも前向きで、簡単にあきらめることをせず、少しでも夢に近づこうとする、少々欲張りな?仲間です。

 

岸

 

【指揮者】

岸 信介 

KISHI Shinsuke

 

 

国立音楽大学声楽科卒業。毎日学生音楽コンクール声楽部門入賞。指揮法を山田一雄、和声・合唱法を増田順平の各氏に学ぶ。日本合唱協会にてコンサートマスターを務める。

自らが指導する合唱団の集まりである「舫の会」を1982年に結成。おおむね3年ごとに演奏会を開催、第一線で活躍中の作曲家や若手作曲家への委嘱作品を数多く初演している。アンリエット・ピュイグ=ロジェのピアノとの共演や、海外でのコンサートにおいても高い評価を得る。全国各地の音楽コンクール等の審査員、合唱講習会等の講師としても多方面にわたり活躍している。

現在、全日本合唱連盟名誉会長、東京都合唱連盟顧問、日本合唱指揮者協会会員、日墺文化協会会員、東日本合唱祭顧問。

2019年秋、藍綬褒章受章。2020年春、第3回くにたち賞大賞受賞。

 

 

 

【発声・発音指導】

林 裕美子 

HAYASHI Yumiko

 

 

武蔵野音楽大学声楽学科卒業後渡仏。パリ・エコール・ノルマル音楽院演奏家課程を首席にて修了。

カトリック大学宗教音楽研究所にてグレゴリオ聖歌を学ぶ。帰国後、主に歌曲、宗教音楽のソリストとして各地で客演の他、故H. ピュイグ=ロジェ、イェルク・デームス氏とのデュオコンサートや井上二葉女史とのフランス歌曲のレクチャーコンサート等で活躍。また、日本歌曲の演奏にも定評がある。

日本フォーレ協会、日本シューベルト協会、京都フランス歌曲協会、神戸波の会会員。CD「聖母マリアの讃歌」「日本歌曲全集Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ.Ⅴ.Ⅶ.集」。現在エリザベト音楽大学教授、武庫川女子大学非常勤講師。2004年より、はづきの発声・発音指導にあたっている。

 

 

北山

 

【発声指導】

北山 恵 

KITAYAMA Megumi

 

 

 

武庫川女子大学音楽学部声楽学科卒業。同大学専攻科修了。

小村亮三、林裕美子の各氏に師事。在学中大学定期演奏会ベートーヴェン「ミサソレムニス」ソプラノソリストとして出演。コンセールアニエスヴォーカルコンサート、加古川市庁舎ロビーコンサート、加古川中央ライオンズクラブ主催期待される地元演奏家のつどい、武庫川女子大学新人演奏会、アラベスクホール大学新人演奏会、加古川音楽家協会定期演奏会、姫路市文化振興財団パルナソスフレッシュコンサート等に出演。

2007年加古川総合文化センタープラネタリウム秋冬番組「星に歌う」番組中のわらべ歌を録音。大学在学中より合唱団や中学校、高等学校等のボイストレーナーを務める。兵庫県いなみ野学園、姫路女学院高等学校、兵庫県立姫路南高等学校非常勤講師。加古川混声合唱団ピアニスト、加古川音楽家協会広報委員長、加古川市合唱連盟常任理事。2018年より、はづきの発声指導にあたっている。

 

 

 

 

【ピアニスト】

酒井 友芙未 

SAKAI Yuumi

 

 

 

 

武庫川女子大学音楽学部器楽学科卒業後、同大学音楽専攻科修了。

大学卒業時に井上直幸記念音楽賞を受賞すると共に、同大学新人演奏会や読売新人演奏会、関西新人演奏会などに出演する。在学時にはイタリア バルセシアの国際ピアノキャンパスにてヴィンツェンツィオ・バルザー二、岩崎淑の両氏に師事、ディプロマ取得。これまでに中本友子、板谷久美路、中村伸吾の各氏に師事。

現在は、主に伴奏ピアニストとして幅広く活動している。女声合唱団フレンズ、氷上混声合唱団パストラールの専属ピアニスト。2013年より、はづきのピアニストを務める。